アイサンケンチクメモ

愛知産業大学 通信教育部 建築学科

通信教育 CADⅠ(面接)

2021オンラインでのスクーリングのメモです

※当時コロナでスクーリングがオンライン授業となってました、現在はどう変わっているかわかりません。

 

課題内容
コルビュジエのユニテ・ダビタシオンという低中所得者向け高層マンションを模型作成と


AutoCADを学びながら課題をこなしました。
 
CADを学ぶ授業と思って受けたのですが、設計ⅠⅡⅢ同様に模型や内装設計、プレゼンも求められます。設計の授業とおなじパターンです。
 
内装の課題はカフェとコミュニティスペースでした、もしかしたら毎回変わるかもしれません。
 
1日目午前中は、授業の説明など。
午後はCAD操作説明。説明と演習を繰り返し。
2日目午前も操作と演習。
午後から模型のエスキス。製図と図面のエスキス。
※当初はエスキスというのも分からず、とりあえず現状説明とアドバイスもらうことだと認識しました。
3日目は文字寸法などの説明とPDF変換。最終工程とエスキスし、最後に提出。
午後から発表と講評になりました。終わってない人は自分の発表までギリギリ作業も可能でした。
※発表は緊張して覚えてない状態でした、アイスブレイクみたいなものもないですし、講師は何言い出すか恐ろしい状態でした。
 
3年次編入で早めに受けた授業であったため、コルビュジエとユニテ・ダビタシオンがさっぱりなんのことかわからず、なんだろう感のまま勢いで授業をこなしました。
 
オンラインのため、ZOOMで先生だけ顔出し、生徒音声のみの状態で、午前午後ともに出席で手を上げて在席を確認しました。なのでジャージ姿でも大丈夫なのですが、作成した模型をカメラに向ける場面がありその時はカメラオンになるので、カメラ位置や背景など考えたほうが良さそうです。
※ちなみに他のオンライン授業でやたらに顔を出せと騒ぐ女講師がいました、そんなに疑ってかかられても気分悪いです、影武者たてるほどのことでしょうか。
 
どう作成したか
模型も型紙があり、印刷してカットして組み立てるだけです、この先の授業での入り口ということでしょうか。設計Ⅰaのようにスチレンボードとかはいらないので助かります。
AutoCAD用の建物データが配布されるので、間仕切りや家具など内装を配置するだけになります。壁や床の条件が少し厄介でした。
考慮する点として、入り口の廊下が建物の中なので暗いです、窓からの光が入るよう工夫が必要です。ちなみにユニテ・ダビタシオンは南向きの建物ではなく西と東に窓が向いています。
講師がやたらにこだわることろは、光の入り方、人の流れ、高さを変えることで視線が変わることのこだわり、空間が狭まったり広がったりする見え方へのこだわりでした、他の授業でも言われますがポイントは同じなので覚えておくといいかもしれません。
建築設計などの教科書で動線計画などポイントが書いてある書籍に目を通しておくと、基本が分かっている形になるかもしれません。
 
結果
Aでした、課題をちゃんとこなしていれば多分誰でもここだと思います。適当にやったり間に合わなくてもBCで切り抜けられます。
※全て提出さえすればCと書いてあるので、ついていけなくても、やっつけでも、最後まで参加したらいいかもしれません。他教科みたいにレポート再提出を要求する厄介な講師がいない分マシな気がします。
 
先生
スクーリングを経験してわかるのが、態度悪い講師が混じってることですが、今回は比較的安定したメンバーでした。
講師の配置が悪いと、素人相手に基本ダメだし志向の講師が、何か発言しようと粗探してくるものだから本当に目も当てられない状態になります、その時は諦めてください。
アンケートに愚痴書いてガス抜きするしか無いでしょう。
 
おすすめ度
スクーリングとしての単位が必要であれば受けるべきですが、プレゼンを含み面倒なタイプです。今後の課題を考えると、2DCADを学んでない人は受けるべきです。2DCADができて、スクーリングの単位に見通しが立っていればおすすめしません。
 
その他
授業での内容は動画で公開されていてダウンロードできました。忘れてしまったときの復習用に保存しておけばいいかもしれません。
 
CADを知らない人はこの授業を急いで受けて、操作を覚えたほうがいいかもしれません。これで他の授業設計Ⅰb~Ⅲbまでや、他の教科で図面を求められるとき手書きを回避できます。
また、CADⅡで3DのCADでCGの建物を教わるのですが、Revitが同じメーカーなので、基本操作が同じでした。CADⅠⅡを受けることで、設計の授業で図面とCGで表現できるようになり、提出物の品質と速度が格段に上昇します。
※平面CADを知っている人であればCADⅡからでも良さそうです。自分はCADⅡ先に受けました。
※ちなみにCADⅢはⅡの応用で授業同じでした。Ⅱが馴染めた人はそのまま受けるといいかも。
 
ZOOMのアクシデントとしては、音声消し忘れでの生活音聞こえまくりの人、晩ごはんの支度が聞こえてくる。家族の会話入ってしまう事例。発表中に防災無線の音楽流れるイベント。講師の人が宅急便かなにかで離席。咳が止まらない人。色々ありました。
 
ル・コルビュジエは三大巨匠の一人で、他の教科でも出てくるので、その後学ぶことになりました。
建築の学校へ入らず、いち早く鉄筋コンクリートに着目して、半年弟子入りしだけで、従弟と始めた設計事務所で鉄筋コンクリート造できますと宣伝して、のし上がった人で、建設費高額になったり欠陥住宅で訴訟を抱えまくった建築家。両親にプレゼントした湖畔の家も欠陥で真っ二つに割れて修復しました。
しかし、学校で学ばなかったおかげか、鉄筋コンクリートを使った斬新な設計で、ピロティなど5原則や、壁構造から開放されたドミノシステム、現代の街並みに通じている高層ビルで住居などを上に寄せて、余った土地に公園を作る都市計画などを提唱しました。
彼を調べると、全裸で創作活動してたり、アイリーン・グレイの別荘E1027に落書きしてキレられたり、戦争で仕事がなくナチスに取り入ったり(従弟はレジスタンスへ入り袂を分かったのちに合流)、35歳のときに提唱した都市計画の高層マンションユニテ・ダビタシオンを65歳のときにやっと成し遂げたり、ユニテ・ダビタシオンをバカの建物と批判されまくって母に愚痴の手紙を送ったり。グレイの別荘の近くに自分の別荘を建てて、そこで溺れ死んだり。自伝で嘘ついてたり。巨匠だけに面白い話がたくさん出てきます。
巨匠といえど失敗の連続が伺えます、この人を持ち上げるのはやはり功績が大きかったからなのでしょう。
三大巨匠の建築物を調べたりするレポート課題や事前学習がありますので、誰か一人を掘り下げてみるのもいいかもしれません。何歳のときに何を作ったか追いかけていくと、作っていく建物が進化していくのがわかります。掘り下げておけば、他の課題でも応用できて調べた内容が無駄になりません。