アイサンケンチクメモ

愛知産業大学 通信教育部 建築学科

通信教育 建築デザイン論

2022年度 建築デザイン論のレポートメモです。

 

課題内容

⾝近にある公共的な建築(役場、駅舎、集会場、学校、美術館など)でデザイン的に優れているとあなたが考えるものを1つ選び、以下に挙げるデザイン⼿法のうち5つ以上を⽤いて、建築を形態により分析しなさい。その上で、その建築がどのようなコンセプトに基づいて設計されているのか考察しなさい。
[⼿法]
⽴てる/覆う/囲う/積む/組む/掘る・刻む/並べる/整える/区切る/混ぜる/つなぐ/
対⽐させる/変形させる/浮かす/透かす・抜く/動きを与える/飾る/象徴させる/⾃然を
取り込む/時間を語る
(1,500字以上であれば何字でも良い。形態分析の内容がよくわかるように、図⾯と写真を必ず⽂中に⼊れ、必要に応じてダイアグラム(図)などを⽤いて詳細に解説すること。ただし、図⾯・写真・ダイアグラム等は⽂字数に含まない。)

どう作成したか

最寄りの大きな公園にある博物館が前川國男の設計だったので、見学と同時に写真を撮影しながら実地調査(見物)しました。

同時に写真撮影の素材を建築造形Bにも使い回す作戦です。

参考図書の見る建築デザインでは、こう感じさせる効果があるなど説明が多く、ここから表現や感じ方を引用して使用してみました。

簡潔に述べることができず、ダラダラと写真を追ってこう感じる、書籍では・・・、と解説書の文も使いひたすら書き続けました。

文字数は膨らみすぎて8000字、写真は30程度使用しました。

グーグルストリートビューに博物館内部もあり、そのスクリーンショットも使わせてもらいました。

結果

95点でした。

レポートはかなりの駄文でしたが、時間を掛けたことを理解してくれているように感じました。

採点は非常に早く1週間もせずに講評が返ってきました。

ただレポート課題の内容に引っかかった部分について厳しい指摘もありました。

主に表現方法についてで、書き方の例まで書いてありました。

参考図書の項目にそっている必要があるとのことで、〇〇の部位は〇〇の形状になっていて、〇〇のように工夫がされているから、〇〇のように感じることができるというように、順序立てた表現が必要になるとアドバイスされました。

他の厳し目の講師であれば、直しが必要であれば再提出と騒ぐのでしょうが、この先生は余計な作業を好まないのかそれなりの点数をいただけました。

また、この建築デザインの観察眼で多くの建物を沢山見て経験値を積むようアドバイスがありました。

先生

アイサンの通信教育部の主任の先生で、どの提出物も長文でアドバイスがあり、1周間以内にはレポートの添削が帰ってきます。仕事が早く、レポート提出から試験までスムーズに進むことができました。

採点も厳しくなく、最低限の内容と文章量で点数が取れるはずです。

この先生の科目はすべて取ることをおすすめします。

試験

試験では空間デザイン事典に掲載されている建物から特定の要素をどう感じたか書く内容になるため、教科書の購入が必要になりました。

自分の感じたものを書けば良く、また、名建築集であるためネット検索でも感想が溢れているものばかりです。

試験の10問を書くことが早く済むのはありがたかったです。

おすすめ度

この先生の教科は採点速度や厳しすぎない内容や、嫌味のない講評の内容からおすすめできます。

分かっていること

非常に速い講評。

採点は厳しくない、ほどほどで提出してしまうのも可能に感じた。

デザインに対する観察眼が身につく。

建築造形Bと同時攻略ができる。

教科書は必要か

試験問題から空間デザイン事典が必要な設題で構成されているため、図書館で借りるか購入する必要があります。レポートでは表現方法についてのみなので、なくても行ける感じがしました。

見る建築デザインというテキストは、モダニズム建築についての解説が中心で表現方法は活かせるものの、試験では不要です。

現代建築に関する16章は、読み物で不要でした。

テキスト建築意匠は歴史からはいる教科書的な書籍なので他の教科でも使えるかもしれません。レポートや試験では不要と思います。

4冊購入しましたが、この教科に関しては空間デザイン事典のみ必要に感じます。