アイサンケンチクメモ

愛知産業大学 通信教育部 建築学科

通信教育 CADⅡ(面接)

2021オンラインでのスクーリングのメモです。

※当時はコロナ禍で対面のスクーリングができませんでした、そのためZOOMでの授業となりました。現在がどうなっているかは不明です。

 
課題内容
Revitの基本操作を学びながら、使った屋外施設のプレゼンする内容でした。
CAD2や3は3DCADのためか受講する生徒が少ない印象でした。10人前後だったかとおもいます。
連日、操作を学びながら、課題を最終日の午後に発表する形でした。
初日は講師紹介と操作、2日目課題作成とグループエスキスを午前午後個別にやって方向性を決めて作成。エスキスは途中経過を提出してアドバイスを個別にもらいました。そのとき講師ごとに生徒が割り振られ、個別ルームで同じグループの方のアドバイスを見ることができます、ただ自分の課題があるので聞いてる余裕はあまりありませんでした。3日目の午後に発表がありました。
生徒はZOOM画面黒でよかったので気軽に授業が受けられました。
説明やエスキスが終われば、各自作成時間となり、完全に個人の時間でした。
授業内容はYou Tubeでアップされるので、聞き逃しても復習が可能でした。
 
どう作成したか
事前学習は名建築を図面と写真でプレゼンボードみたいにまとめるものです、外観や特徴的な部分の写真、平面図・断面図、基本情報、紹介文と引用元をまとめて配置し、PDFで提出となりました。
授業より、事前学習の情報がなさすぎて、こちらが苦労した印象です。
PDFを作成するのに当初はAffinityPublisherみたいなソフトを持ってなかったので、WordやExcelに画像や文章を当てはめてPDF印刷で作成しました。
旧システムでは過去の事前学習のものが見れたので、どうしていいかわからないとき参考になりましたが、2022年度からシステムかわったのでその辺はわかりません。
当日は事前学習の提出物を個別に先生に紹介してもらい、最後に生徒が補足を一言発言する感じでした。事前学習出せば良い程度なので、図書館の書籍をスキャンして1枚にまとめるといいかと思います。縮尺の多少のズレなど指摘はありません、さらっと紹介して終わりです。各生徒の発表物をSSにとりましたが、みなさん似たようなそつない感じで作成していました。イメージ的には名建築写真をみんなで見るといった雰囲気で、その中で着目点を先生が解説してくれて良い勉強となりました。
建築的な思考がない素人の自分にとってはこちらのほうが役に立ったと思います。レポート課題などでは、先生の考え方を聞く機会がないため、建築的な視点というものがまったく理解できません。初めてスクーリングに参加したときなど、講師陣の独特な用語や視点に、建築を学んでない視点から見ると、異様な人たちに思えます。新興宗教マルチ商法の人に合ったときの場違い感、鉄道や車オタクと話が噛み合わない感みたいな雰囲気を感じました。そういった乖離を埋めてくれる導入になってよかったです。名建築オタクの空気慣れ、専門用語慣れ、そんな授業でした。
 
課題作成の授業ではCADの入門授業であり、CAD操作を教わりながら実際に作っていく授業でした。途中から自分で思うように描けるようになってくるので、課題制作に入りました。
自由にやってよいとのことで、舞台や広場休憩所みたいなものを作っただけです。
操作になれない人が3日目に完成が間に合うかどうかギリギリになっていました、とにかく課題完成を目指したほうが良さそうです。
難易度などは体感でCAD1より楽に感じました。
 
結果
評価はSとなっていました。要件を満たしていればそのまま評価されるみたいです。スクーリングの評価は、他の教科と違い、過度に減点しない方式に感じます。
また、事前学習は、出せばいいだけで影響していないようでした。
発表であまりケチはつかなかったですが、先生がなにか言わないとという感じで、途中のエスキスでも上がらなかった箇所をダメ出ししだして、アドバイスとしてひねり出してる感じでした。
指摘内容は、休憩室の天井に天井照明としてガラスをはめてみたのですが、ガラスの面積が大きすぎてこれでは眩しいとの指摘。また、景観のために見晴台を複数用意したのですが、もっと段差があれば、高さに緩急がついたとの指摘でした。
評価があがるまで時間がかかったので、あとから提出物を添削して評価している印象です。
授業の最後にプレゼンをすることになります、私は緊張してボロボロでしたが、別に不可にならないので、プレゼンが苦手でも自分を追い込んで無理に緊張する必要はないと思います。
 
先生
尖った講師の方はいなかった印象です。建築設計1やCAD3でちょっと癖つよバイト建築士がいましたが、課題が入門だったため和やかでした。
 
おすすめ度
Revitを初めて学ぶという目的であればおすすめです。今後の設計などの課題でもCGで表現できて品質があがります。
建築士の資格が欲しいだけの人、3Dのソフトを学ぶ必要がない人、実務ですでに学んでいる人、スクーリングの要件をすでに満たしている人は不要かもしれません。
また、Revit非常にPCのパワーを必要とするため、ちゃんとした性能のグラフィックボードを積んでいるPCでなければ動きません、用意できない場合は、購入(10万程度)するか、名古屋の会場で受けるか、受講を避ける必要があります。マシンパワーの問題で、途中で断念した学生がいました。
CAD2が楽と感じた人は、CAD3をおすすめします、内容がほぼ一緒でした、課題が建物に変化しただけです。
 
その他
CAD1より先に受けましたが、問題ない内容でした。ただRevitの操作がAutoCADと同じメーカーで操作が似ているのでCAD1から受けても、CAD2だけ受けても問題無いと思います。